2015年9月17日木曜日

スケッチブックより FROM MY SKETCH BOOK

銀色の草山の上に登ると
空には海があって
足元は闇が深くて

ひとりぼっちの向こうに
明かりが見えた


適当に手にしたスケッチブックに、こんな文章が書いてあった。
いつ書いたのか覚えていないが、ちょうど展覧会用の「夜」の絵を描こうと思っていたので、昔の自分にインスピレーションをもらうことにした。

いつも持ち歩いているスケッチブックや、クロッキー帳に、時々絵と一緒に短い文章や、言葉を書いていることがある。
意味のある言葉のときもあるし、「おなかすいた」とかほとんど意味のない言葉の時もある。
中にはわざと意味をもたせているものもある。例えば、私はクロッキー帳の1ページ目にそのとき持っている疑問や不思議なことを書いて、最後のページでそのとき出しうるの答えを書くと決めている。
ちなみに今使っているクロッキー帳の1ページ目には、「毒の色は吸収されず」と書いてある。これにも使い切るまでに答えを決めて書くのだと思う。
変な習慣だが、結構長く続いている。
そして、時々見返してインスピレーションをもらうことがあったり、やっぱり違うなぁと思ったりする。

夕方、大きなカタツムリを発見した。
いつから秋は梅雨になったのかしら。
秋のカタツムリ初めて見た。










風景も文章もいつかの私に影響する。
展覧会まであと2週間ほど。
よく見て、考えて、沢山描きたい。

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